今回は炊飯器で炊く場合と、鍋(釜)で炊く場合を紹介します。
【とぐ】
1、お米を大きめのボウルに入れ、一気に水を注ぎ全体を2〜3回かき回します。これを2度繰り返します。
2、水をざっと捨てて、米を軽くすり合わせるように手早く20〜30回かき混ぜる。すぐに白く濁ったとぎ汁が出てくるので一気に水を注ぎ全体を数回かき回して水を捨てます。
3、これを2〜3回繰り返します。水が透明になるまで替える必要はありません。
※乾燥したお米は一気に水を吸い、ついでに匂いも吸い込んでしまいます。お米が汚れた水を吸いヌカ臭くなってしまいます。3分くらいでここまで行なうのが理想です。
【水加減】
炊飯器の場合
炊飯器の内釜の目盛は、あくまで水加減の目安です。 炊飯器により微妙に水の量が違います。何度か炊いてみて丁度良い水加減を見つけましょう。
鍋(釜)の場合
水加減はお米の分量の1割増くらいが基本です。例えば1合(180cc)のお米を炊く場合、水の量は約200ccとなります。炊飯器と違い水加減をする前に、といだ後のお米をザルにあげ、水切りします。
※長時間水切りしすぎると、お米の表面が乾燥して、ヒビ割れの原因となりますので、水切りは10分以内を目安にしましょう。
初めて鍋で炊いてみようという方は、フタがガラス製で中の様子が見える、ホーロー鍋がおすすめですよ
※お米の状態による水加減
新米や精米したてのお米は水分を多く含んでいますので、水加減は少なめに、古米や鮮度の落ちたお米は、水加減を多めに炊くのが基本です。
【浸水】
お米をふっくらおいしく炊くには、水加減をした後、お米に水を吸わせなくてはなりません。夏場は約30分、冬場であれば約1時間程お米に水を吸わせて下さい。
ここで水を吸わせすぎてもベチャっとしたご飯になってしまいます。
【炊く】
炊飯器の場合
スイッチを入れる。
鍋、釜の場合
最初は強火で沸騰させます。フタがカタカタし、フタの隙間から湯気やふきこぼれが出たら沸騰した証拠です。沸騰したら弱火にします。そして10分〜13分弱火で炊いた後、一瞬強火にして火を止めます。
【蒸らす】
炊き上がってから、10〜15分蒸らして下さい。蒸らし足りないと、お米に芯が残りますし、蒸らし過ぎるとベタついてしまいます。すぐに食べない場合でも蒸らし終わった後は、必ずご飯を切るようにかき混ぜて下さい。余計な水分を飛ばす為と、お米の味を均一にする為です。

ご飯を炊くのも手間をかければいつもよりもおいしく炊き上げられます
いつもは炊飯器のスイッチをいれるだけという感覚が強いかも知れませんが、立派な料理の一つなんですよ



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